@pom11_25です。
今回は、集中力が続かない場合の対処法について解説いたします。
リモートワークが普及しつつある昨今では、集中力に悩む人は多いでしょう。
オフィスでの仕事が当たり前だったところ、自宅での仕事へと急に環境が変われば、集中力に異変が起こるのも無理はありません。
とはいえ、集中力に支障をきたしたままでは、いつまでも通常どおりのパフォーマンスが発揮できなくなります。
そこで、今回は自宅で集中できないリモートワーカー向けに、集中力を高めるための対策についてご紹介します。
この記事を読んでいただくことで、これまで以上の生産性に繋げることもできるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
環境を見直してみる
集中できないと感じるのであれば、まずは自宅の環境をしっかり見直し改善を試みるのが良いでしょう。
冷静に見直してみることで、無意識にストレスを抱え集中力の妨げになっている原因が見つかるはずです。
なお、例えば、自宅における環境問題には次のようなものが挙げられます。
周囲の人に話しかけられる
たびたび周囲の人に話しかけられるような環境では、集中力が続くはずがありません。
誰かから急に話しかけられれば、人の注意はそちらに向くものです。
仕事に没頭している中で、そういった状況に晒されれば、集中力は即座に方向を変えてしまいます。
不用意に周囲の人から話しかけられないためには、あらかじめ仕事を行う旨を伝えておくことが重要です。
外部からの騒音がある
近隣住民の生活音・車等の走行音・工事など、部屋の外からの騒音がある場合も集中は難しくなるでしょう。
継続的な雑音は徐々にストレスとなり、聴く人の集中力を確実に奪っていきます。
なお、この場合の現実的で有効的な対策は、室内における防音対策しかありません。
防音対策には、壁に防音パネルを貼ったり、窓に防音効果のあるカーテンを用いたりすることが挙げられ、これにより外部からの騒音の抑制が見込めます。
ほかにも、防音壁の設置といったより高い防音効果が得られる対策もあり、経済的に余裕があるのであればこちら選択するのも良いかもしれません。
スマートフォンの通知に気を取られている
時計代わり等の理由で、スマートフォンを常に身近な場所に置いている人もいるでしょう。
ただ、スマートフォンにはアプリのお知らせ・メール・電話の着信などによる、様々な通知が表示されます。
そして、通知のたびに音とともに画面にポップアップ表示されるため、身近に置いておけば集中力を損ねる原因になりかねないのです。
緊急性の高いメールのやり取りが多い人ならば、特に仕事に没頭することが難しくなるでしょう。
スマートフォンを近くに置いているのであれば、通知音を切って視界に入らない場所に置くか、電源を切っておくことをおすすめします。
室内の環境が自分に合っていない
温度や湿度・ライティング・きれいさ等の室内の環境が適切でないがゆえに、集中力が続かない場合もあります。
いずれも個人差はありますが、室内が暑いまたは寒く感じる、室内の照明が眩しいまたは暗く感じるといった些細な刺激が無意識にストレスになることもあるのです。
少しでも室内の環境が合っていないと感じたら、温度や湿度を自身の体感に合うものに設定したり、部屋の照明の変更や自然光を取り入れてみたり、室内をきれいに片付けてみたりしてみましょう。
緊張感が得られていない
適度な緊張感を得ることも、集中力を発揮するために重要な要素です。
緊張感がない状態は、言い換えれば責任感や使命感が伴っていない状態になります。
普段の生活において、特に楽しさがあるわけでもないうえに、それらの感覚が伴わないことは微塵もやる気が起きないはずです。
それと同様に、仕事に対する緊張感がなければ、集中力は長く続かなくなります。
プライベートな空間である自宅となれば、そもそも環境的に緊張感を保ことは難しくなりますが、仕事の納期を意識したり、あらかじめ予定を立てておいたりするなど、少しでも緊張感が得られるような状態を作ることが大切です。
どうしても緊張感が持てないという場合は、カフェやコワーキングスペースなど人目がある環境に変えてみるのも良いかもしれません。
食事・睡眠をしっかりとる
空腹状態や睡眠不足は、集中力の最大の敵です。
食事と睡眠は人が生活するうえで欠かせないことであり、それゆえに強い欲求が伴います。
そんな欲求に背けば、当然大きなストレスに繋がり、集中力を発揮することが困難になるのです。
また、十分な食事をとらなければ体内のブドウ糖が不足し、脳へのエネルギー供給がなされなくなり、満足な睡眠が行われなければ頭痛やめまいといった異常をきたします。
食事や睡眠を怠ることは、身体機能面にも悪影響を及ぼす形になるので、最も注視すべきポイントと言えるでしょう。
なお、食事ならば1日3食（朝食は糖分が補える軽いものでも可）、睡眠時間は個人の体質に応じて6〜8時間とるのが理想とされています。
リラックス効果のある音楽を聴く
リラックス効果のある音楽を聴きながら仕事を行うことも、集中力を高めるための一つの手段です。
音楽の中には「ヒーリングミュージック」と呼ばれ、聴く人にリラックス効果をもたらしてくれるものが存在します。
ヒーリングミュージックにも、ジャズ・クラシック・アンビエントなど様々な種類があり、いずれにおいても静かで優しい音調なのが特徴です。
なお、リラックスには、自律神経の乱れの改善とともにストレスの低減などの効果があります。
それらの点で、ヒーリングミュージックは仕事の最中で聴いても邪魔にならず、むしろリラックス効果により最大限の集中力を発揮できるようになるのです。
ちなみに、YouTubeでは専用チャンネルが数多く存在しており、それらを利用することで簡単にヒーリングミュージックを取り入れられます。
コーヒー・カフェインを摂取する
集中力を高めるためには、コーヒー・カフェインの摂取も非常に有効的です。
カフェインには、眠気防止・覚醒作用や自律神経の活発化のほか、集中力を高める効果があります。
なお、ドリップ式のコーヒー1杯（150ml）にはカフェインが約90mg含まれており、1杯飲むだけでも十分な効果を得ることが可能です。
また、カフェインの効果は摂取後15分〜1時間で表れ、そこから概ね4時間ほど持続すると言われています。
概ね4時間を超えると、体内のカフェインとともに効果は半減していき、体質によって摂取から10〜14時間で完全に排出されるようです。
従って、最大限の効果を長時間発揮したい場合には、4時間ごとにコーヒーを飲むのがベストとなります。
ただし、前述の通り、カフェインが体内から完全になくなるまでには10時間以上かかりますので、睡眠に支障をきたさないためには摂取の時間に注意が必要です。
ちなみに、1日のカフェインの摂取量は400ml（150mlのコーヒー約4杯分）までが推奨されております。
それ以上のカフェインの摂取は過剰摂取となり、動悸・震え・不眠などの中毒症状を引き起こす可能性があるため、この点には気をつけなければいけません。
アイテムを活用する
集中できない原因となるのは、やはり多くの場合は周囲の雑音によるものでしょう。
同居人の生活音や外部の環境音など、個人の意思で止めることができない雑音は多々存在します。
とはいえ、逆にいえば、それらの雑音さえ削減できれば、集中力を大きく高められるということです。
そして、そんな雑音を削減できるアイテムには、耳栓・防音イヤーマフ・ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンやヘッドホンなどが挙げられます。
周知の通り、耳栓・防音イヤーマフは物理的に耳を塞いで、周囲の雑音を削減するアイテムです。
完全に音を排除することはできないものの、十分な遮音機能があります。
ただ、耳栓の場合には蒸れによる耳内部の不快感が生じやすく、防音イヤーマフの場合には耳の圧迫感や重さによる首の疲れが生じやすいといった部分が欠点です。
そのため、どちらも長時間の使用には向かず、結局のところ集中力を持続させることが難しくなります。
一方で、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン・ヘッドホンは、もともと音声を聴く用途で長時間の継続使用が前提で開発された製品であるため、長時間の装着でもあまりストレスがかからない設計のものがほとんどです。
また、ノイズキャンセリング機能の効果も優秀で、耳栓や防音イヤーマフ以上の音量・広音域の遮音を可能としています。
従って、雑音対策におけるアイテムとしては、大きな経済的不安がある場合を除き、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン・ヘッドホン一択と考えて良いでしょう。
仕事のプロフェッショナルになる
どの対策を実行しても集中できない場合は、そもそも仕事の熟練度が足りていないという可能性も考えられます。
熟練度が足りないがゆえに、作業をこなす効率が悪く多くの時間を要してしまい、その負担・ストレスから集中力を持続させることができないのです。
また、そういった場合においては、モチベーション面でも集中しづらいことが指摘できます。
これに関しては、自身が好きなことをしているときと、嫌いなことをしているときを思い浮かべれば分かりやすいでしょう。
好きなことをしている時間はあっという間に感じる一方で、嫌いで全く楽しさを感じない時間はとてつもなく長く感じるはずです。
それと同様に、仕事の熟練度が足りなければ楽しさが感じられず、モチベーションが低いまま終始集中できない形になってしまいます。
逆に、楽しさを感じるくらい熟練することで、仕事の効率が大幅に上がると同時に集中が途切れる隙が少なくなり、より深く集中・没頭できるようになるのです。
とはいえ、どんな仕事でも、駆け出しからプロフェッショナルになるまでには相応の努力と時間が必要になります。
そのため、仮に、仕事の熟練度が原因で集中力が続かないのであれば、焦らずに腰を据えて取り組む姿勢を持つことも重要となるでしょう。
まとめ
今回は、在宅ワーカー向けの集中力を高める方法について解説しました。
- 周囲の人から話しかけられていないか・外部からの騒音がないか・スマートフォンの通知に気を取られていないか・室内の環境が自分に合っているか・適度な緊張が得られているかなど、自宅内の環境を冷静に見直してみることが集中力の向上に繋がる。
- 食事・睡眠をしっかりとることで、身体の健康維持とともにストレスを抑制でき、集中力が高まる。
- リラックス効果のある音楽を聴くことで、自律神経の乱れの改善やストレスの緩和に繋げられ、集中力を大きく高められる。
- 適度なコーヒー・カフェインの摂取により、睡眠に影響を及ぼさない範囲で集中力の向上および覚醒作用や自律神経の活発化の効果が得られる。
- ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン・ヘッドホンを利用することで、あらゆる雑音を減少させられ大幅な集中力アップに期待できる。
- 仕事のプロフェッショナルになることで、業務効率・モチベーションとともに集中力が高まる。
リモートワークでは、成果・生産性が重要視されます。
他方で、適切に集中力を発揮できなければ、高い成果・生産性は望めません。
思うような成果が上げられないとなれば、最悪の場合には周囲の信用を失うことにも繋がります。
リモートワークが主流となり集中力に悩んでいるという方は、ぜひ今回ご紹介した情報を参考に環境を見直してみてください。
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