@pom11_25です。
今回は、Webライターとブログならどっちを優先すべきかという点について解説いたします。
副業といえば、Webライターよりもブログを思い浮かべる人のほうが多いかもしれません。
認知度も然ることながら、SNSなどを見れば「ブログは大きく稼げる!」という趣旨の発信が多く散見されるため、そちらに目を奪われてしまうのは至極当然と言えます。
とはいえ、そんなブログも初めから大きく稼ぐことはおろか、お小遣い程度のお金を得ることすら簡単ではありません。
ましてや、きちんとした文章を書き慣れていない人であれば、多くの人に読まれるブログ記事を書くこともできないでしょう。
一方で、Webライターであれば、たくさんの人に読まれる文章の書き方やWeb記事の作成方法を報酬を得ながら学習することができます。
しかしながら、ブログのように将来的に大きく稼げるようになることはありません。
どちらも同じ文章を使って稼ぐ仕事であるにも関わらず、これだけの違いがあればどっちを選ぶべきか迷う方も少なくないと思います。
そこで、今回は文章を書いて稼ぐにあたって、Webライターとブログはどっちを選ぶべきなのかという点について、実際に両方に着手している筆者の考えをもとに解説いたします。
この記事を読んでいただくことで、文章で稼ぐ際の適切な段取りを把握していただけるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
Webライターとブログの違い
どっちを選ぶべきかを判断するためには、それぞれの違いを明確に把握しておく必要があります。
まずは、Webライターとブログそれぞれの特徴および違いについて見ていきましょう。
Webライターの特徴
報酬と引き換えにクライアントや読者に求められる文章を書くという点が、Webライターの最大の特徴です。
ほとんどの場合、文章の書き方や記事の作り方はクライアント側で決められ、その意向に沿って仕事をしなければいけません。
そのため、前提として、臨機応変な文章が書ける必要があるのです。
とはいえ、初めから完璧に適応した文章が求められるわけではなく、基本的にはクライアントからフィードバックを受けて修正しつつ適応させていく形になります。
また、案件の中には初心者を歓迎するものも存在し、そういった案件では単価こそ低くなってしまうものの、詳細なフィードバックをもらいつつ文章力を鍛えることも可能です。
もちろん、いずれにおいても、Web記事を作成するうえで最低限必要となるSEOの知識も自ずと得られます。
ちなみに、SEOは検索エンジンの最適化に関わる対策法のことで、ブログをはじめとする全てのWeb記事において重要性が高い技術です。
記事の読みやすさなどにも関わってくるため、把握しているか否かでWeb記事の質が全く異なるものになります。
ブログの特徴
Webライターとは逆に、自分自身が思ったことや発信したい内容を自由に書けることがブログの最大の特徴です。
最初から最後まで誰からの指摘を受けることなく、独自の形で文章を綴ることができます。
つまり、ブログには前提となる条件は存在せず、自身の基準に合わせた自由な記事作成を行えるのです。
ただ、裏を返せば、ブログだけでは文章力やWeb記事の作成に最低限必要なSEOの知識を身に付けることは難しくなります。
文章に関しても他者から指摘を受けられない分、文章力を向上させることが難しく、一向に読みづらい文章しか書けないといった状態に陥る可能性も指摘できます。
そうなれば、ブログをいくら続けても稼げるようにならず、無駄な努力に終わることにもなり得るでしょう。
このように、大きなメリットがある一方で、やり方を間違えた場合には大きなリスクが生じることもある点もブログの特徴と言えます。
Webライターとブログはどっちを選ぶべきか
Webライターとブログには、それぞれ前記のような特徴が存在しました。
それを踏まえたうえで、どっちを選ぶべきかと問われれば、やはり筆者はWebライターを選ぶことをおすすめします。
Webライターとブログには、共通してWeb記事を作成する能力が必要です。
そして、Webライターならば、クライアントの手法・マニュアルに沿って記事を作成するため自ずとSEOの知識や文章力が身につきます。
一方で、ブログは自身が運営するメディアとなるため、自発的な学習をしない限り知識や能力を身につけることはできません。
もちろん、勉強が得意な方ならば、ブログを選んでも特に問題はないでしょう。
しかし、勉強が不得意で適切な知識と能力を身につけられない場合、自己流で記事を作り続けることになり、間違った努力を積み重ねる結果となってしまうのです。
また、文章作成に慣れておらず文章力が乏しい状態であれば、いくらブログ記事を書いても誰にも読まれないということも起こり得ます。
さらに、その文章力が染み付いてしまえば、いざ方向転換して「Webライターを始めたい」となったときに、クライアントに認めてもらえる文章を書くことが難しくなってしまう懸念があるのです。
こういった、見切り発車でブログを始めるリスクを考えれば、まずはWebライターを選ぶべきと言えるでしょう。
Webライターとブログのメリット・デメリット
Webライターとブログは、文章で稼ぐ点において同じです。
ただ、ここまでご紹介してきたように、それぞれには異なった特徴が存在しており、同時に双方には文章で稼ぐにあたって相違のメリット・デメリットも見受けられます。
それらを把握することで、なぜWebライターから始めるべきなのかという部分の理解を深められるはずです。
以下では、Webライターとブログのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
Webライターのメリット・デメリット
Webライターにおけるメリット・デメリットには、主に下記が挙げられます。
すぐに始められる
Webライターとして稼ぐ際に、特別な資格はいりません。
クラウドソーシングサイト等で案件を探し、応募・提案を行うことですぐにWebライターを開始できます。
また、未経験者や初心者向けの案件もあり、文章力に自信がない人でも気軽に仕事をとることが可能です。
案件ごとに得られる報酬は当然異なりますが、ブログとは違い成果に応じた報酬が支払われるため、即金性が高いといった利点も指摘できます。
文章力を鍛えられる
初心者向けのWebライター案件ならば、文章に関する丁寧なフィードバックを受けられるのが一般的です。
このため、文章作成に慣れていない人でも、仕事をこなすごとに正しい文法や読み手に伝わる文章の書き方を学ぶことができます。
また、文章作成には徹底したリサーチが伴います。
これは見方を変えれば、様々な文章に触れられるということであり、多くの文章を読むことで文章力の向上が見込めるのです。
ブログ記事の作成にも文章力やリサーチ能力は必須となるため、それに活かせる点においても十分なメリットと言えます。
稼ぐには慣れが必要
メリットがある一方で、稼ぐためには慣れが必要となり容易に稼げないというデメリットも挙げられます。
文章を書くだけで一見簡単そうに見える仕事柄から、報酬単価は低く設定されることが多く、文章作成に慣れ効率的に仕事をこなせるようにならなければ満足に稼ぐことが難しいのです。
特に、クラウドソーシングの案件ではその傾向が顕著であり、中には労力の搾取を狙った悪質な単価の案件も見受けられます。
そういった案件に引っかかってしまえば、結局得られるものが少なく消耗するのみとなってしまうでしょう。
ブログのメリット・デメリット
ブログにおけるメリット・デメリットには、主に下記が挙げられます。
書きたいことが書ける
ブログは自身で運営する媒体であるため、もともと知見のあるものや興味のあるものなど、発信したい内容を自由に決めて書くことができます。
Webライターのように指定された内容を書く必要がなく、また任意の形の書きやすい文章で問題ない分、効率的な記事作成も可能です。
ただ、記事作成に慣れていなければ、そもそも何をどのように書けば良いのか分からないという状態に陥る可能性があるため、この点には注意する必要があります。
自分の資産にできる
Webライターの場合は、作成した記事はクライアントに譲渡する形になり、その報酬はクライアントが決めた分のみしか得られません。
一方で、ブログで作成した記事は自身の所有物のままとなり、自分の資産として蓄積できます。
もちろん、そこから収益が発生すれば、全て自分の取り分にすることが可能です。
ほかにも、自身の所有物であり成果物である点から、実績として自由に扱えるという利点もあります。
仮に、Webライターとしても活動していれば、実績をアピールするためのポートフォリオにも活用することができるのです。
稼げるようになるまで時間がかかる
ブログで稼げるようになるまでには膨大な時間が必要です。
Web記事で収入を得る主な方法は広告の掲載ですが、広告で稼ぐためには多くの人に記事を読んでもらわなければなりません。
ただ、Web記事を多くの人に読んでもらうには、検索において上位表示されることが必須条件になり、記事の上位表示にはメディア内の記事量産・情報の網羅性と信頼性の付加・リライトといった様々なSEO対策が求められます。
つまり、前述の通り、ブログで稼ぐためには多大な作業量とともに膨大な時間を費やさなければならないのです。
始めて数ヶ月で生活できるほどの金額を稼ぐことは、人の手を借りない限りまず不可能であると言えるでしょう。
また、自身のみで運営する場合は間違った努力の仕方をしてしまったり、無報酬かつ膨大な作業・時間を要する点からモチベーションの維持が難しかったりする懸念もあることを留意しておく必要があります。
ちなみに、広告にはクリック型・インプレッション型・成果報酬型があり、それぞれで報酬単価は異なりますが、多くの人に読まれなければならないという本質はいずれも変わりません。
Webライターと並行してブログを行うのも手
「どうしてもブログをやりたい…」という場合は、Webライターと並行して取り組むのも手です。
Webライターで得られる知見は、全てブログでも有効的に活用することができます。
他方で、Web記事作成における知識や能力がない状態でブログを始めても、成功はまず見えないでしょう。
仮に、正しい方法がとれていても、ブログで成功するまでには膨大な時間が必要になります。
こういったところを鑑みれば、Webライターと並行して行うことがブログの最も堅実的な始め方とも言えるのです。
また、前項でも触れたように、並行してブログに取り組んでそれを実績にすることで、Webライターとしてのメリットも得られます。
例えば、ブログの質が高ければ能力の信頼性をアピールでき、より高単価な案件の獲得などに繋げることが可能です。
WebライターとブログはWeb上の文章で稼ぐという共通の特性を持つことから相性が良く、同時に取り組むことでそれぞれで効率的に実績を積むことができるのです。
ただし、すでに結論を出した通り、始める順番としてはWebライターから選ぶ形が理想となります。
まとめ
今回は、Webライターとブログどっちを選ぶべきかという点に着目してご紹介いたしました。
- Webライターとブログの主な違いには、求められる文章を書くか自由な文章を書くかという点が挙げられる。
- 間違った努力を重ねないためにも、ブログより先にWebライターを選ぶべき。
- Webライターには「すぐに始められる」「稼ぐには慣れが必要」といったメリットとデメリットがあり、ブログには「書きたいことが書ける」「稼げるようになるまで時間がかかる」といったメリットとデメリットが存在する。
- いち早くブログを始めたいならば、Webライターと並行して取り組むのも手。並行して取り組むことで、双方で様々なメリットを得られる。
Webライターで得た経験と知識は、全てブログで活用することができます。
やはり、もともとSEOの知識があり、なおかつ文章作成が得意という人はあまりいないでしょう。
仮に、知識も能力もない状態でブログを始めてしまえば、独自の手法が染み付いてしまい、間違った努力を積み重ねる結果になり得ます。
また、ブログから方向転換し、いざWebライターを始めたいと思っても、クライアントに求められる文章が書けないといったことにもなりかねません。
物事には必ず適切な順序があります。
Webライターやブログを始めるにあたっては、効率的に実績を積んで稼いでいくために、この点をしっかり意識しておきましょう。
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