料理が上手くなるには?料理を美味しく作る7つのポイント

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料理・お菓子作り

@pom11_25です。

今回は、「料理が上手くなるにはどうすれば良いのか」といった悩みの解決方法について解説いたします。


ネットの料理レシピを見ても、なかなか思い通りの見た目や味に仕上げられないという方もいるでしょう。

レシピ通りに作っているにも関わらず上手くいかなければ、自身の才能を疑ってしまい料理を諦める結果にもなり得ます。

また、そもそも料理が上手くできているのかどうか分からないという方もいるかもしれません。

「料理はできて当たり前」といった見方をされることもありますが、そんな料理にもやはり知識が必要です。

むしろ、然るべき知識を得ていない状態では、美味しい料理など作れるはずがありません。

では、料理が上手くなるためには、具体的にどういった知識が必要になるのでしょうか?

今回は、料理を美味しく作るための7つのポイントについて解説いたします。

この記事をご覧いただくことで、料理を作るうえで必須となる基本的な考え方を知っていただけるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

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基本を押さえる

美味しい料理を作るためには、基本を抑えることがなにより重要です。

料理の基本と言える部分は多岐にわたりますが、ほとんどの料理において共通する重要な要素としては下記のものが挙げられます。

材料を均一にカットする

材料を均一にカットすることは、料理全体の美味しさの整合性に繋がります。

例えば、炒め物を作る際に材料が均一にカットされていれば均一に火が通せますが、均一でなければ一部の材料に火が入りすぎてしまったり、逆に火が入らなかったりすることがあるのです。

火が入りすぎた部分は食感が損なわれ、火が入らなかった部分は食感と臭みが強く出てしまいます。

料理を引き立てるような材料であればまだしも、主体となる材料ならば料理全体の美味しさを損なう結果になるでしょう。

なお、材料によって火の入り方は異なるため、複数の材料を用いる場合には、それぞれの特徴を考慮した切り方を行う必要があります。

下茹でや灰汁取り

下茹でや灰汁取りは主に煮物料理で必要になり、料理の仕上がりに大きな影響を与える工程です。

下茹には煮崩れ防止・色調の保持・臭み除去・味を染み込みやすくするといった効果があり、これを的確に行うことで料理の見栄えや味を損ねることを防ぐことができます。

なお、基本的に、下茹では沸かしたお湯に塩を入れて2〜3分ほど茹でることで完了します。(根菜類の場合は中心に火が入りにくいため、水から火にかけて下茹でをするのが基本です。)

そして、灰汁取りは、材料を茹でている際に浮上してくる物体を取り除く行いのことです。

灰汁とは、材料に含まれる雑味や臭みが一体化したもののことで、これをしっかり取り除くことで料理本来の味わいを実現することができます。

特に、ホウレンソウやゴボウなどの灰汁の強い野菜や、肉類は入念な灰汁取りが求められます。

これらの灰汁取りを怠れば、前者の場合には料理に渋味やえぐ味が加わり、後者の場合には肉の脂や固形化した血液・タンパク質が残存し、料理の仕上がりを著しく損ねてしまう結果となるのです。

基本の調味料と味付けの仕方

基本の調味料には、「さしすせそ」と称される砂糖・塩・酢・醤油・味噌が挙げられます。

ただ、幅広く本格的な料理を作るにあたっては、このほかにも料理酒・みりん・オイスターソース・魚醤などが必要です。

もちろん、調理の基本となるサラダ油・ごま油・オリーブオイルなどの油類をはじめ、胡椒などのスパイスも欠かせません。

また、トマト煮込みやパスタをはじめとする西洋料理を作る場合には、バターのほかパセリ・オレガノ・ローズマリーといったハーブ類があるとより美味しく仕上がります。

これらの調味料の有無で、仕上がる料理の風味は全く異なるものとなります。

なお、味付けの仕方に関しては、味見をしつつそれぞれの調味料を少しずつ加えていくのが基本です。

この方法をとることで、各調味料をどの程度加えれば理想の味になるかを明確にインプットすることが可能となり、味付けの能力を徐々に向上させていくことができます。

それぞれの野菜の特徴を把握する

料理において、野菜は必要不可欠な存在です。

そんな野菜だからこそ、美味しい料理を作るためには、それぞれの特徴を把握して適切に扱うことも重要であると言えます。

ここでは、野菜の種類ごとの特徴・役割について見ていきましょう。

香味野菜

香味野菜の代表的な野菜には、ショウガ・ニンニク・タマネギ・ニンジン・セロリが挙げられます。

主な役割は香りの添加であり、臭みを緩和しつつ独自の風味で料理を香り良く仕上げる役割を持ちます。

料理の香りも、美味しさを作る要素の一つです。

また、風味を大切にする中華料理や西洋料理では、スープのほか出汁・ソースを作る際にも用いられます。

ちなみに、ショウガやニンニクには消化促進や食欲増進といった作用もあり、香味野菜にはほかにも大葉・葉ニンニク・ミツバ・ハーブ類などが存在します。

芋類

芋類には、ジャガイモ・サツマイモ・里芋などが挙げられます。

これらの特徴としては、水分とデンプン・糖質を多く含む特徴を持ち、熱を加えることで独自に糊化して火を通す性質があります。

ただし、低温では糊化が発生しないため、低い温度では適切な調理ができません。

また、男爵芋などより多くのデンプンを含むものも存在し、こういったものは煮崩れしやすく煮物料理に向かないといった点もあります。

そのほか、米にも同じような特徴・性質があることから、芋類はご飯を主食とするメイン料理にも向きません。

このため、芋類は副菜となる料理もしくは、芋類を主食とするグラタンやシチューに用いるのが基本となります。

葉茎菜類

葉茎菜類には、レタス・キャベツ・ホウレンソウ・コマツナ・ブロッコリー・アスパラガスなどが挙げられます。

レタス・キャベツといった生食が可能なものがある一方で、ホウレンソウ・コマツナなどの灰汁が強いもの、ブロッコリー・アスパラガスといった火を通すことが望ましいものが存在します。

多くは水分含有量が高く火が通りやすいため、メイン料理とは別に調理し、料理に添えたり副菜に用いたりするのが一般的です。

手間を惜しまない

美味しい料理を作るためには、基本に忠実であることも重要なポイントです。

時間や手間を惜しみ、基本の調理工程を省いてしまえば、料理を美味しく作れないことはもちろん、それが当たり前となってしまいみるみると料理の腕を落とす結果となります。

以下では、料理において適切に行うべき基本について見ていきましょう。

米の下ごしらえ

ご飯の炊き上がりは、下ごしらえを適切に行うか否かで全く異なるものとなります。

なお、米の下ごしらえには米研ぎと浸水が存在します。

米研ぎは計量した米に対して、水を加え手早くかき混ぜるという動作を2〜3回繰り返す工程のことで、浸水は研いだ米を釜に移し適切な量の水を入れて30分〜1時間置いておく工程のことです。

これらを省いてしまうと、ご飯に艶がなくなったり食感が固くなったりしてしまいます。

主食となるご飯が美味しくなければ料理全てが台無しになるため、下ごしらえはしっかり行いましょう。

野菜の下処理

洗浄や皮剥きといった、野菜の下処理も入念に行うべきです。

特に、生食する野菜で洗浄・皮剥きを怠れば、土や虫が混入したり固い繊維が残ったりしてしまいます。

そうなれば、美味しく食べられないことはもちろん、食中毒の危険さえもあるのです。

また、火を通す場合であっても、野菜の皮・繊維はいくら熱しても固いままとなるため、料理の総合的な味を落とす結果になります。

皮を剥くべき野菜は、きっちり剥くよう心がけましょう。

材料の下茹で

前項でも触れた通り、下茹では多くの機能を発揮します。

しかしながら、簡略志向のレシピの普及から、省略されがちな工程となっているのが現実です。

下茹では、材料の雑味を排除しつつ味を染み込みやすくしてくれます。

この工程の有無で、料理の仕上がりに大きな差が生まれると言っても過言ではありません。

可能な限り、調理工程に組み込むようにしましょう。

出汁を活用する

出汁とは食材の旨味などを抽出した汁のことで、料理の土台を担う重要な役割を持つものです。

ほとんどの料理に利用でき、実際に活用することで料理の風味を向上させるとともに味に一体感と奥深さを与えてくれます。

その一方で、出汁を活用しない場合は、料理に加えた材料のみの素朴で単調な味わいに仕上がってしまうのです。

なお、出汁には、和料理に用いる和出汁(昆布や鰹節などから抽出したもの)・中華料理に用いる中華出汁(鶏がらなどの肉類や香味野菜から抽出したもの)・西洋料理に用いる西洋出汁(牛肉や鶏肉と香味野菜から抽出したもの)が存在します。

当然ながら、各出汁はそれぞれの料理に最適化されており、作る料理に応じた適切な出汁を利用するほうが美味しく仕上がるようになっています。

仮に、料理に適する出汁を使用しなければ、イメージ通りの味に仕上がらないといったことも起こり得るでしょう。

ちなみに、出汁には粉末・パック・顆粒・ペースト・液体など様々な形状の種類がありますが、どの形状でも基本的な機能には大きな違いはありません。

ただ、中には出汁と色々な調味料が一緒になったタイプも見られます。

このタイプの場合は出汁の風味が乏しく、好みの味に仕上げることも難しくなるため、注意して選ぶ必要があります。

出来上がりをイメージしながら作る

見栄えや味など、料理の出来上がりをイメージしながら作ることも大切です。

何を作っていて、どのような味に整えるべきかといった部分を明確にしておくことで、少なくとも本来の料理からかけ離れてしまうことはありません。

また、使用すべき材料なども自ずと見えてくるでしょう。

そのほか、慣れれば出来上がりを明確にイメージできるようになり、出来上がりから逆算して効率的な調理を行うことも可能になります。

必要以上に材料を加えない

料理は、材料を加えれば加えるほど美味しくなるという単純なものではありません。

料理ごとに相応しい材料があるほか、材料同士にも相性が存在します。

例えば、汁物や煮物料理に臭みの強いピーマンを入れれば、全体が青臭くなり美味しくなくなってしまいます。

また、相性の悪い材料を用いれば、料理の味だけでなく栄養の吸収や健康にも悪い影響を及ぼすことがあるのです。

そうでなくとも、材料を加えすぎれば個々の特徴が損なわれるほか、何の料理なのかも分からなくなってしまいます。

残った材料があるからといって、手当たり次第に材料を加えるのは避けましょう。

もちろん、調味料においても同様のことが言えます。

舌を肥やす

舌が肥えているかどうかによっても、料理の仕上がりは全く異なるものになります

その理由としては、味覚次第で料理の味を整える味見の正確性が大きく変わってくるためです。

舌が肥えて味覚に優れていれば、味見をした際に美味しいか美味しくないかの判別が正確になります。

仮に、美味しくないと感じた場合でも、味覚が優れていることで足すべき材料を瞬時に理解し、料理の味を適切に修正することが可能になるのです。

このため、下が肥えているだけで、最終的な仕上がりは良好なものとなるでしょう。

一方で、下が肥えておらず味覚に乏しい場合には、まず味見の段階で料理が美味しいかどうかを正確に知ることができなくなります。

味の良し悪しが分からなければ、当然修正の仕様もないでしょう。

このことから、舌を肥やして味見の精度を上げることは、料理の仕上がりにも良い影響を与えると言えるのです。

まとめ

今回は、料理が上手くなるために意識すべきポイントについてご紹介しました。

  • 材料を均一にカットする、下茹でや灰汁取り、基本の調味料と味付けの仕方といった基礎を抑えることで料理の腕は上げられる。

 

  • 香味野菜、芋類、葉茎野菜など、材料それぞれの特徴を理解し適切な調理を行うことで料理を美味しく仕上げられるようになる。

 

  • 料理において、米の下ごしらえ、野菜の下処理、材料の下茹で等の手間は惜しむべきではない。

 

  • 出汁をしっかり活用することで、料理の風味向上とともに深みが出せる。

 

  • 出来上がりをイメージすることで、見栄えや味などを適切な形に近づけることができる。

 

  • 材料をたくさん加えても、料理は美味しくならない。

 

  • 舌を肥やすことで味見の正確性と味の修正力が増し、料理を美味しく作れるようになる。

このように、料理を作るにあたっても様々な知識が必要になります。

簡単にレシピを共有できてしまう現代だからこそ、知識という重要な部分が欠落してしまいがちです。

料理を作る際には、大まかな作り方だけでなく細かな知識やテクニックを押さえ、それらをしっかり実践していくようにしましょう。

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